嵐の川崎でライオンズに勝利!
台風17号が関東地方に接近しており、今日の川崎球場は強風が吹く荒れ模様の天候である。心配された雨は降っていないが10mを越す風がオンワードスカイラークス得意のパスオフェンスに影響を与えないか心配である。
正午試合開始。コイントスの結果オンワードスカイラークス(以下OS)のキックオフで試合開始である。 最初のライオンズの攻撃シリーズはDE#94矢部、#99青木らの激しいタックルで3回の攻撃でマイナス 5ヤードに押さえパントに追い込んだ。
OSの攻撃は#31杉澤の9ヤードラン、#88福田、#7井本のパスなどでテンポ良く進み、敵陣10ydへ。 ここで#13冨沢は鋭いパスを#80浦にヒットさせ先制タッチダウンを奪った。トライも成功し7対0。
 |
 |
| 激しい守備をする55安川99青木52城ヶ滝ら |
冨沢からのTDパスをキャッチした浦 |
OSディフェンスは次のライオンズオフェンスも4ヤードのゲインに押さえ3アンドアウトでパントに追い込む。今日のOSディフェンスは激しいブリッツを多用し、相手攻撃の形すら作らせない。しかし続くOSオフェンスは敵陣での4ダウンギャンブルに失敗してしまった。フィールド中央付近からライオンズは攻撃を開始したが、ここも第1ダウン、第2ダウンはほとんどゲインを与えなかったが第3ダウンでオフサイドの反則を犯してしまい、次のプレーでもオフサイドをしてダウンの更新を許してしまった。
今日のOSは積極的なブリッツディフェンスを行っているがぎりぎりのタイミングでスタートする為に相手のスタートタイミングをずらすコールに反則を誘発されてしまった。しかし相手もプレッシャーを感じており、次のプレーでは攻撃側がフォルススタートの反則を犯し、落ち着きを取り戻したOSディフェンスはその後2ヤードのゲインしか許さずパントに追い込んだ。
ライオンズのパントは15ヤードで外に出てOSは自陣15ヤードからの攻撃開始である。ここから、RB杉澤のランプレーを中心に、WR#6小川の19ヤードパス、ルーキーWR#1吉田の17ヤード、TE#87武井の11ヤードパスなどで敵陣6ヤードまで進んだがここからライオンズの抵抗にあい、ここはK#3福田の22ヤードフィールドゴールに留まった。これで10対0だが敵陣6yヤードまで攻め込みながらタッチダウンが取れなかったのは痛かった。
 |
 |
| サイドライン際を疾走するTE#87武井 |
福田の22ヤードFG |
前半終了間際のライオンズ攻撃も3プレーでパントに追い込んだが、このパントでラフィングザキッカーの反則を犯してしまいファーストダウンを与えてしまうと次のプレーで30ヤードのロングパスを決められゴール前まで進まれ、相手QBキープでタッチダウンを奪われてしまった。トライも成功し10対7と点差を詰められて前半終了。不必要な反則から流れが相手に行ってしまったシリーズであった。
後半はOSのキックオフリターンで試合開始となったが両チームともに決め手を欠き膠着状態が続いた、OSは3プレーでパントを蹴り、ライオンズも第4ダウンギャンブルを失敗。次のOSの攻撃もパスが通らずパントを蹴ったがこのパントが強風に押し戻されライオンズの攻撃はOS陣41ヤードからとなった。このチャンスにライオンズはパスとランでOSゴール前まで進んだが、ゴール前4ヤードでのランプレーに激しくタックルを浴びせると相手QBはファンブル。これを#37朝井がリカバーし窮地を脱した。
 |
 |
| 相手QBにプレッシャーをかける#94矢部、#57中嶋 |
#37朝井のファンブルリカバー |
追加点の欲しいOSはここからじりじりとドライブを開始。#31杉澤、#30武田のランそして#87武井のパス、#20杉原の28ヤードランで敵陣に入ると、#26RB金子へ10ydパス、杉澤の連続ラン、#88福田奨のパスで一気に敵陣8ヤードまで進み、#25前田のパスでゴール前2ヤード。ここでパワープレーで#26金子が右サイドを衝き、一旦は止まったがここから左サイドへ大きく反転し、2ヤードを走りきり待望の追加点を挙げた。トライも成功し17対7と点差を広げた。このシリーズは自陣15ヤードから13プレーを費やしたが非常にテンポが良い胸のすくようなドライブだった。
 |
 |
| RB武田のパワフルなラン |
WR福田奨の豪快なランアフターキャッチ |
 |
 |
| 杉澤のカットバック |
金子のタッチダウンシーン |
次のライオンズの攻撃シリーズではキャプテンLB#52城ヶ滝らが好守備をみせ、パントに追い込み、ライオンズの反撃を許さない。追加点を奪い試合を支配したいOSはこの日好調の杉澤のラン、福田、斉藤などへのパスで敵陣34ヤードまで進み、ロングパスを狙ったがこれをインターセプトされ追加点はならなかった。
 |
 |
| 激しいタックルを見舞う城ヶ滝 |
相手QBを追い詰める水戸部 |
攻撃がターンオーバーされてもOS守備は攻撃的な守備でライオンズに反撃のきっかけを与えない。フロントラインとラインバッカーが不規則に並び、どこからラッシュしてくるのか分からないレイダーディフェンスを駆使して、相手攻撃を次々にしとめていくさまは見ていても気持ちがいい。この攻撃もパントに追い込み攻撃権を奪い返した。ところが次のOS攻撃の最初のプレーでまたもインターセプトを食らい、守備の出番となってしまった。しかし守備陣はひるむことなく攻め続けDB#14新井、LB#55安川らの激しい守りでマイナス6ヤードに押さえ込んだ。
 |
 |
| レイダーディフェンスから激しいギャングタックルをする守備陣。エンドの矢部もどこにいるか分からない。 |
連続してインターセプトされてしまったオフェンスだが気を取り直し反撃開始。杉澤、金子、石井らのRBにパスを投げわけ守備を散らし冨澤自らのランで20ヤードゲインするとまたも石井へのパスで敵陣13ヤードへ進む。ここから冨澤は杉澤にボールを渡すと、杉澤はタックルをかわしながら一気にエンドゾーンへ駆け込んだ。77ヤードを7プレーでタッチダウンに持っていく非常にテンポのよいドライブで24対7と点差を広げた。(トライ成功)
 |
 |
| この日11人にパスを投げ分けたQB冨澤 |
一気に13ヤードを駆け抜けた杉澤のTD。 |
残り時間2分30秒からライオンズは最後の反撃を試みてパス攻撃を仕掛けてくる。これに対し一発タッチダウンを防ぐ為に引き気味に守るOS守備に短いパスを連続して成功させるライオンズ。自陣12ヤードまで攻め込まれながらも最後は守りきり追加点を許さなかった。残り維持間29秒をオフェンスが時間を消化してゲームセット。嵐の川崎でのライオンズ戦を制した。
 |
 |
| 確実なタックルをみせるOSディフェンスバック#14新井 #23山下 |
 |
 |
| 相手QBにプレッシャーをかけるLB#9畑喜一郎 |
新人DL#41中村岬ら |
24対7と勝利を収めたが課題の多い試合であった。なんといっても反則が15回と多かったのがいただけない。また攻撃でも2回のインターセプトがあり改善する点はまだまだ多い。しかし悪かった点ばかりではなく守備陣は新登場のレイダーディフェンスを駆使し、相手ラン攻撃をわずか22ヤードの押さえ込んだ。攻撃も最初の攻撃シリーズをタッチダウンで完結し、テンポのよい展開も多くなってきた。次の試合は強敵富士通フロンティアーズである。万全の準備をして東京ドームででの試合に臨みたい。10月6日午後7時東京ドーム対富士通。中盤の山場である。今季最高の試合で勝利をモノにしたい。
|