「OSがゲームを支配!地上戦も空中戦も制圧。ジャパンXボウルへ」
前日から大荒れの天気が続く関東地方、しかし天もOSに味方したかのように試合が始まる前には雨もやみ、まずまずのコンディションになってきた。前日神戸で行われた松下電工対アサヒビールの試合では大雨の中ファンブルが多発する厳しい状況だったが、今日の天候なら良いゲームが期待できる。
今日の相手は2000年、2001年と社会人王者になった西の強豪チャレンジャーズが相手である。今季はNFL49ersのキャンプの最終メンバーまで残った河口選手や、関西学院大学を日本一に導き、今季OS井本選手とともにNFLヨーロッパ アムステルダムアドミラルズで活躍した石田選手などビッグネームを擁する、強力ディフェンスが看板の強豪チームである。
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| 入場を待つオンワードスカイラークス | 試合開始時には青空ものぞいた |
午後2時30分OSのキックオフで試合開始、最初のチャレンジャーズ攻撃は3回連続のパス攻撃だったが、OSディフェンスは#5セフティー和地英次郎らの堅い守りできっちりと3プレイでパントに追い込みOSは自陣31ヤードから攻撃開始、最初の攻撃で#34ランニングバック加畑康弘がドローで中央付近を衝くと一気に加速し敵陣16ヤードまで53ヤードのロングゲインを奪う。
ここから2回連続して加畑がランで中央を付くもさすがに強力守備を誇るチャレンジャーズ、ゲインを許さないが第3ダウンに#81ワイドレシーバー神英幹が10ヤードのパスをキャッチ。ゴール前4ヤードから再度2回連続して加畑がランで真っ向勝負し、第3ダウン1ヤード、ダイブフェイクからのピッチを受けた加畑は悠々とエンドゾーンに走りこみ先制タッチダウンを挙げた。
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| 先制タッチダウンをあげた加畑選手 | アサヒRBをギャングタックルする 西村、朝井、青木、水戸部ら |
続くチャレンジャーズの攻撃も#24コーナーバック レジーミッチェルのパスディフェンスなどで3プレイでパントに追い込んだ。
次の攻撃では加畑のランを抑え込まれると一転して#13クォーターバック冨澤は#80ワイドレシーバー浦輝大や#7井本圭宣、神、#88福田奨らへ立て続けにパスを決め敵陣8ヤードまで攻め込むとふたたび加畑の3連続ランでゴール前1ヤードまですすみ第4ダウンに冨澤が自らスニークしてタッチダウンし点差を14対0と広げた。
次のチャレンジャーズ攻撃も3プレイでわずか5ヤードのゲインに抑えパントに追い込み、OS攻撃は自陣の30ヤードから攻撃を開始するもランプレーを止められ第3ダウンのパスも失敗、この日最初のパントとなった、ここで中央付近からラッシュしたチャレンジャーズにパントをブロックされそのままタッチダウンされてしまった。連続得点に気が緩んだ訳ではないが、強豪との戦いではキッキングでの勝負が明暗を分ける。注意が必要である。
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| 絶好調#11西村の豪快なタックル | #25前田のランアフターキャッチ |
次のOS攻撃は#22タイトエンド安部奈知のパスでダウンの更新を狙うも1ヤード残しパントを蹴る。 一気に試合の流れを掴みたいチャレンジャーズはランニングバックに名物選手中村多聞を投入し狙いどうり49ヤードのロングゲインを奪いOS陣13ヤードまで侵入してきた。しかしキャプテン#21セフティー市川敏伸、レジーミッチェルらの堅守で最後はチャレンジャーズの第4ダウンギャンブルを止め失点を防いだ。
自陣5ヤードという厳しい状況からの攻撃だが、QB冨澤は落ち着いて、#25ワイドレシーバー前田一之や浦井本らへ次々とパスをヒットさせ、レシーバーがカバーされていれば自らのランも交えて敵陣に入ると、加畑のランを選択、第2ダウンにも再び加畑ボールを持たせると加畑は一気に23ヤードを走りきりタッチダウンを奪った。
しかしこのトライフォーポイントをブロックされ、相手はこのボールを拾いエンドゾーンまで走りきり2点をあたえてしまった。これで20対9であるがまたもやスペシャルチームが相手にビッグプレイを許してしまった。
このあと、チャレンジャーズの攻撃をノーゲインに抑え、前半を終了した。ハーフタイムにはコーチ陣がゲームプランの確認、修正を迅速に行い選手に伝達。ヘッドコーチからはミスをなくし後半もゲームをドミネート(支配)しようと檄が飛んだ。
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| ギャンブルを止めてガッツポーズをする才丸、石橋ら | 腕を伸ばしファーストダウンを狙う冨澤 |
後半戦に向けロッカールームを飛び出す選手たちの顔には自信がみなぎっている。
後半は相手のキックオフで試合再開。最初の攻撃はお互いに進まずパントを蹴りあい膠着状態になるかと思われたが、続くOSオフェンスは加畑がいきなり9ヤードを奪うと冨澤のラン、加畑のラン、#8タイトエンド寺島広高へ10ヤードパスを通し再び富沢がスクランブルで18ヤードゲイン。
#2ワイドレシーバー渡部軌大が8ヤードゲイン再び加畑が10ヤードランなどで確実に前進し敵陣2ヤードまで進むと最後は安部奈知へ2ヤードの絶妙のプレーアクションパスを通し10プレー、65ヤードのドライブを完結した。トライフォーポイントも成功し点差を27対9と広げた。
意地を見せるチャレンジャーズはドライブを図るも#6ラインバッカー時本らの固い守りで自陣を出ることができずパントを蹴る。逆にペースをつかんだOSは好調な加畑のランを中心にドライブし#31タイトエンド安藤学、前田、神らへのパスを挟み敵陣15ヤードまで進むと今度は渡部へ絶妙なコーナーパスを通しタッチダウン。トライフォーポイントも決め34対9とさらに点差を広げた。
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| #22安部奈知へのプレーアクションパスがきまる | 見事なキャッチでタッチダウンをあげた#2渡部 |
しかし、チャレンジャーズもまだあきらめてはいない、OSキッカー#3福田将人のキックオフを自陣42ヤードまで返すと、ここからショートパスと中村多聞選手のランでじりじりと前進。OS陣33ヤードまで進むと、スクリーンパスをフェイクしたパスを成功させエンドゾーンまで走りこまれてしまった。トライフォーポイントも成功し、点差を34対17とする。残り時間はまだ8分余りありまだまだ油断はできない。
定石どおりチャレンジャーズはオンサイドキックを敢行しかしこれはOSがおさえ攻撃権を保持した。
この攻撃はパントになったが、続くチャレンジャーズの攻撃も危なげなく3回でとめ再び攻撃権を得たOSは新人ランニングバック#36大谷を投入しランプレーでダウンの更新を図るも惜しくも第4ダウン1ヤードとなり、パント福田のパントは大きく陣地を挽回した。自陣深くからチャレンジャーズは最後の反撃を試みパスを投じるが、
レジーミッチェルがレシーバーを強烈にバンプし、パスコースを遮断したところへパスが飛び、このボールを見事にセフティー#16波多野潤がインターセプトし25ヤードのビッグリターン。敵陣14ヤードと絶好の位置からの攻撃でQB冨澤はWR井本にスクリーンパスをヒットさせると井本は豪快なランアフターキャッチでタッチダウンを奪った。トライフォーポイントも成功。41対17とだめを押しゲームをドミネート(支配)した。
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| インターセプトを喜ぶ#16波多野潤 | タッチダウンを雄たけびをあげる#7井本圭宣 |
最後のチャレンジャーズ攻撃も危なげなく止め、攻撃権を得ると残り時間は1分41秒。後は時間を消費し迎えた、第4ダウン。悪天候の中応援してくれた観客席からの盛大なカウントダウンの中、試合終了。ジャパンXボウル出場を勝ち取った。
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| 快勝でのジャパンXボウル進出を喜ぶ、キャプテン#21市川、#4岩松、#1高田ら |
今シーズンのOSオフェンスはパス攻撃がクローズアップされているが、実際にはパスとランのバランスアタックが功を奏している。この日もパスが20回成功で192ヤード、ランが40回で174ヤード。状況に応じてラン、パス両方で安定してゲインを奪えるのが強みだ。
また、ディフェンスも相手攻撃をわずか42回190ヤードに押さえ込んだ。消費時間はOSが31分38秒、チャレンジャーズは16分22秒と倍以上の時間をコントロールした。
さあ、次はいよいよ決勝ジャパンXボウル 相手は同じイーストディビジョンのアサヒビールシルバースターだ。
リーグ戦では24対7とOSが勝利をおさめたが富士通と引き分け、鹿島ディアーズにも粘り勝ち、大雨の中の遠征試合でも勝利を収めて勝ち上がってきたしぶとさはリーグ戦のときよりも数ランクレベルアップしており、一度勝っているからといって余裕をもてる相手ではない。しっかりと準備して今季最高の試合をしたい。
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