「オンワードスカイラークス総力戦で壮絶な試合を制す。」
Xリーグ セントラルディビジョン 最終節の相手は強豪富士通フロンティア−ズだ。富士通は前節アサヒビールシルバースター戦において雨の横浜スタジアムで引き分け、今日の試合に勝たないとファイナル6への道を閉ざされる。まさに背水の陣で望んでくるはずだ。
一方我々オンワードスカイラークスは昨年のパールボウルトーナメントでさよならフィールドゴールを入れられ17対16と敗れ、また秋季のファイナル6でも試合終了直前に同じようにフィールドゴールを決められ20対17と1年間に2度も同じチームに同じ負け方を喫し非常にくやしい思いをした相手である。
オンワードスカイラークスはすでにファイナル6進出を決めているが、昨年の雪辱を晴らすためにも、ディビジョン優勝してファイナル6シード権を確保するためにも絶対に負けられない一戦である。
セントラル、ウエストの両ディビジョンはすでに最終戦を終え、今日のこの試合が2003Xリーグ最終戦この試合の結果でファイナル6の組み合わせが決まるとあって、東京ドームのスタンドも今季最高の8000人の観衆が詰め掛けた。
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| オーロラビジョンに映し出された両チームのロゴ |
気合十分でフィールドに登場したオンワードスカイラークス |
コイントスの結果富士通は後半の選択を取り、オンワードスカイラークス(OS)のレシーブで試合開始。
リターナー#24レジ−ミッチェルは自陣の48ヤードまでナイスリターン。このプレーで富士通にパーソナルファールがあり、OSは15ヤード進んで敵陣38ヤードからと絶好のフィールドポジションから攻撃を開始した。ランニングバック#34加畑康弘の7ヤードラン、ワイドレシーバー#81神英幹のパスなどでテンポよく進むと、NYJETSの一員として活躍したこのドームに再び立った、#7井本圭宣がスクリーンパスでエンドゾーン間際まで持ち込むと最後は加畑が1ヤードを突進し鮮やかに先制タッチダウンを決めた。2分40秒、8プレーの流れるようなオフェンスであった。
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| スクリーンパスからエンドゾーンを目指す井本選手 |
最初のタッチダウンを決めた加畑選手 |
続くディフェンスでもLB#6時本昌樹らが相手エースRB森本選手のランを抑えこみ、第3ダウンでパスを試みるQBを時本がサックでしとめパントに追い込んだがこのパントで反則が発生し、富士通にダウンの更新を与えてしまった。ここから富士通はエース森本選手のランを主体にじりじりと前進したが、DB#14新井聖史、LB99青木敬弘らがロスタックルにしとめ、フィールド中央で再びパントに追い込んだ。
ここからOSは浦への4ヤードパス、WR#25前田一之への30ヤードパスなどで進むものの最後はパントに追い込まれた。しかしここで大きなチャンスがやってきた。パンター#3福田将人の蹴ったパントは大きく伸び、目測を誤った富士通リターナーにボールがあたりこれをOSカバーチームがリカバー。敵陣21ヤードからの攻撃となった。
ここからOSは連続でRB加畑にボールを持たせゴール前10ヤードに迫ると 冨澤のパスを選択。右に展開した冨澤は反対側のレシーバーにパスを投げたがこのプレーが相手のパスインターフェアで敵陣2ヤードとなり、ここから加畑が中央を突き、2プレー目にオフェンスラインが押し込んだその上を加畑が大ジャンプし豪快にタッチダウンを奪った。PATも成功し、14対0とリードを広げた。
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| QBサックをする時本選手 |
この日2本目の加畑選手の豪快なダイビングタッチダウン |
しかし生き残りを賭けた富士通も反撃を開始。DL#94矢部祐介らが相手QBをサックし、負傷退場に追い込むと変わって登場したQBが第4ダウン3ヤードでギャンブル、元OSのWRブラッドブレナン選手にパスを通すとブレナン選手はエンドゾーンへ駆け込んだ。これで、14対7となった。
前半最後のプレーは追いすがる富士通を突き放すべく4人のレシーバーを縦に走らせヘイルメリーパスを試みるがこれは失敗。これで前半終了。
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| ハーフタイムはチアの華やかなパフォーマンス |
キッズもがんばってます。 |
立ちあがりはOSペースだったが徐々に富士通が追い上げくる展開に、ハーフタイムでのコーチ陣はアジャストをし、後半のゲームプランを確認。チーム全体でチームフィロソフィー「アグレッシブ・ハッスル・デザイヤー」を実践する事を確認するヘッドコーチの檄が轟いた。
後半に入ると富士通は大型ラインのゾーンブロックを武器にエース森本選手のランで徹底的に力勝負を挑んできた。OSディフェンスもふんばりロングゲインは許さないが、要所でブレナン選手のパスにより、ダウンを更新されゴール前10ヤードまで攻め込まれ最後はパスを受けた森本選手にエンドゾーンを割られてしまった。これで14対14。
この後半最初のドライブは実に9プレー中、7プレーが森本選手、2プレーがブレナン選手へと徹底していた。しかし今年のOSは取られてもすぐに取り返す攻撃力がある。
今季好調の冨澤がWR#81浦輝大に32ヤードパスをヒット、3プレー後にはTE#22安部奈知に29ヤードタッチダウンパスを成功させ21対14と再びリードを奪った。
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| QBサックを決め喜ぶ才丸選手 |
堅守を見せた守備陣 |
ここから、壮絶な攻防が始まり、富士通も78ヤードのパスを成功させると森本選手のランでタッチダウン。 しかしPATをはずし、21対20となった。 再び富士通はプライドを賭け、ランプレーで押し込んできた。森本選手に代わった飯島選手が連続してボールを持ちジリジリと前進。しかし、最後は第3ダウンのパスを止め何とかフィールドゴールによる3点に抑えたが、23対21とこの試合で初めてリードを奪われてしまった。
しかし、OS攻撃陣は慌てる事もなく、QB冨澤が井本、RB#32鎌田英樹、TE#8寺島広高、浦、らへと次々とパスをヒットさせ、最後は冨澤が井本へ6ヤードパスをヒットさせ再逆転。PATもパスを成功させ2点を追加し29対23とし、点差を広げた。
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| 鎌田選手のパワフルなラン |
井本選手のタッチダウン |
しかし生き残りを賭けた富士通の執念はすさまじい。
得点後OSに反撃させないようにランを交え時間を使いつつ、パスで前進しゴールまで35ヤードのサードダウン、相手QBをサックにしとめ大きく後退させたかと思われたがこのプレーでOSに反則があり逆に20ヤードからのファーストダウンを与えてしまった。
富士通は再び森本選手の2回のランで前進し、第3ダウンのパスで6ヤード奪い第4ダウン1インチ。ここで富士通が選択したプレーはエース森本選手のラン。
後半はこのランプレーに苦しめられたが、相手大型ラインのブロックの間隙を突いて中央付近からDL#56町田篤志が割って入り森本選手の足首を後ろから捕まえると、正面からオフェンスラインの壁を突破したLB#44石橋博一が森本選手の持つボールを叩きファンブルフォース。DE矢部がリカバー。絶対絶命のピンチを守りきった。このプレーこそヘッドコーチの言った、アグレッシブ・ハッスル・デザイヤーの実践に他ならなかった
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| 激しいタックルでファンブルを強いる町田選手、石橋選手まさにアグレッシブ・ハッスル・ディザイヤー |
攻撃権がOSに移ったが残り時間は1分あまり、富士通は3回のタイムアウトを残しており、ダウンの更新をしないと富士通に攻撃権と時間を渡してしまう恐れのある状況である。
加畑選手のランでダウンの更新を狙うが富士通守備陣もあきらめることなく守り、うまくタイムアウトを使い、20数秒を残してOSはパントを蹴った。
富士通はパントリターンが得意でリバースなどもやってくる。注意が必要である。
福田将人の蹴ったパントは高く伸び、キャッチに向かった富士通リターナー同士が交錯しなんとファンブル。
猛スピードでカバーに入っていたRB#39石井光暢が見事このボールをリカバー。
攻撃権を獲得したOSはカウントダウンのコールが鳴り響く中、冨澤が慎重にニーダウンして2時間27分の熱戦に終止符をうった。
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| 激しい攻防に熱狂したファン |
スタンドの大声援に応える選手たちの誇らしげな笑顔 |
この結果OSはイーストディビジョン優勝 ファイナル6においても得失点差により1位第1ランクとなりシード権を得た。
次はいよいよファイナル6 11月30日(日)横浜スタジアムで14:30キックオフ オービックシーガルズとアサヒ飲料チャレンジャーズの勝者と戦います。この試合に勝てばジャパンXボウル出場が決まります。
ヨコスタでも熱い応援をお願いします。
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この試合で16回パスを投げ、11回成功167ヤードを稼ぎシーズン通算1216ヤードのXリーグ新記録を7年ぶりに更新した冨澤選手。試合後はマンオブザマッチにも選出された。 |
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